Abbey Road Live Performance of The Beatles' Music

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1. Imagine
(イマジン)
IMAGINE
「イマジン」
TOCP-65522
1971年10月08日発売(英)

SHAVED FISH
「ジョン・レノンの軌跡」
TOCP-65534
1975年10月24日発売(英)
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
TOCP-5923
1982年11月発売(英)
LIVE IN NEW YORK CITY
「ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ」
TOCP-65530
1986年02月24日発売(英)
IMAGINE:MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
「イマジン(同名映画オリジナル・サウンドトラック盤」
TOCP-65532
1988年10月10日発売(英)
LENNON
「レノン」
TOCP-6281-84
1990年09月発売(英)
LENNON LEGEND
「レノン・レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
TOCP-51110
1997年10月27日発売(英)
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
TOCP-65002-05
1998年11月02日発売(英)
WONSAPONATIME
「ウォンサポナタイム」
TOCP-65001
1998年11月02日発売(英)
ACOUSTIC
「ラヴ 〜アコースティック」
TOCP-67483
CCCD
2004年09月29日発売
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
TOCP-67782-83
2005年09月30日発売
THE U.S. VS. JOHN LENNON
「アメリカ vs. ジョン・レノン <モーション ピクチャー・サウンドトラック>」
TOCP-70132
2006年11月01日発売
2. Glass Onion
(グラス・オニオン)
THE BEATLES
「ザ・ビートルズ」
TOCP-51119-20
1968年11月22日発売(英)
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
TOCP-8705-06
1996年10月28日発売
LOVE
「ラヴ 」
TOCP-70200(通常盤)
TOCP-70201(スペシャル・エディション)
2006年11月20日発売
3. How Do You Sleep?
(ハウ・ドゥ・ユー・スリープ(眠れるかい)?)
IMAGINE
「イマジン」
LENNON
「レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WONSAPONATIME
「ウォンサポナタイム」
THE U.S. VS. JOHN LENNON
「アメリカ vs. ジョン・レノン <モーション・ピクチャー・サウンドトラック>」
4. Be - Bop - A - Lula
(ビー・バップ・ア・ルーラ)
ROCK'N'ROLL
「ロックン・ロール」
TOCP-65527
1975年02月21日発売(英)
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WONSAPONATIME
「ウォンサポナタイム」
5. Ain't That A Shame
(エイント・ザット・ア・シェイム)
ROCK'N'ROLL
「ロックン・ロール」
LENNON
「レノン」
6. To Know Her Is To Love Her
(トゥ・ノウ・ハー・イズ・トゥ・ラヴ・ハー)
MENLOVE ANE.
「メンローヴ・アヴェニュー
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライヴ!!アット・ザ・BBC」
TOCP-65748-49
2001年06月08日発売(日)
7. How Do You Do It
(ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット)
ANTHOLOGY 1
「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」
TOCP-8701-2
1995年11月21日発売
8. God
(ゴッド(神))
JOHN LENNON / PLASTIC ONO BAND
「ジョンの魂」
TOCP-65520
1970年12月11日発売(英)
IMAGINE:MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
「イマジン(同名映画オリジナル・サウンドトラック盤」
LENNON
「レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WONSAPONATIME
「ウォンサポナタイム」
ACOUSTIC
「ラヴ 〜アコースティック」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
THE U.S. VS. JOHN LENNON
「アメリカ vs. ジョン・レノン <モーション・ピクチャー・サウンドトラック>」
9. Woman
(ウーマン)
DOUBLE FANTASY
「ダブル・ファンタジー」
TOCP-65528
1980年11月17日発売(英)
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
IMAGINE:MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
「イマジン(同名映画オリジナル・サウンドトラック盤」
LENNON
「レノン」
LENNON LEGEND
「レノン・レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
10. Jealous Guy
(ジェラス・ガイ)
IMAGINE
「イマジン」
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
IMAGINE:MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
「イマジン(同名映画オリジナル・サウンドトラック盤」
LENNON
「レノン」
LENNON LEGEND
「レノン・レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
11. It's Only Love
(イッツ・オンリー・ラヴ)
HELP!
「4人はアイドル」
TOCP-51115
1965年08月06日発売(英)
ANTHOLOGY 2
「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」
TOCP-8703-04
1996年03月18日発売
12. Happy Xmas (War Is Over)
(ハッピー・クリスマス(戦争は終わった))
SHAVED FISH
「ジョン・レノンの軌跡」
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
LENNON
「レノン」
LENNON LEGEND
「レノン・レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
THE U.S. VS. JOHN LENNON
「アメリカ vs. ジョン・レノン <モーション・ピクチャー・サウンドトラック>」
13. Love
(ラヴ(愛))
JOHN LENNON / PLASTIC ONO BAND
「ジョンの魂」
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
LENNON
「レノン」
LENNON LEGEND
「レノン・レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
ACOUSTIC
「ラヴ 〜アコースティック」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
THE U.S. VS. JOHN LENNON
「アメリカ vs. ジョン・レノン <モーション・ピクチャー・サウンドトラック>」
14. Nobody Loves You (When You're Down And Out)
(愛の不毛)
WALLS AND BRIDGES
「心の壁、愛の橋」
TOCP-65526
1974年10月04日発売(英)
MENLOVE ANE.
「メンローヴ・アヴェニュー」
LENNON
「レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WONSAPONATIME
「ウォンサポナタイム」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
15. Beautiful Boy (Darling Boy)
(ビューティフル・ボーイ)
DOUBLE FANTASY
「ダブル・ファンタジー」
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
IMAGINE:MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
「イマジン(同名映画オリジナル・サウンドトラック盤」
LENNON
「レノン」
LENNON LEGEND
「レノン・レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
16. I'm Losing You
(アイム・ルージング・ユー)
DOUBLE FANTASY
「ダブル・ファンタジー」
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
LENNON
「レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WONSAPONATIME
「ウォンサポナタイム」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
17. l Want You (She's So Heavy)
(アイ・ウォント・ユー)
ABBEY ROAD
「アビイ・ロード」
TOCP-51122
1969年09月26日発売(英)
LOVE
「ラヴ」
18. Medley:Bring It On Home To Me / Send Me Some Lovin'
(メドレー:哀しき叫び〜センド・ミー・サム・ラヴィン)
ROCK'N'ROLL
「ロックン・ロール」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
19. Slippin' And Slidin'
(スリッピン・アンド・スライディン)
ROCK'N'ROLL
「ロックン・ロール」
LENNON
「レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
20. Dizzy Miss Lizzy
(ディジー・ミス・リジー)
HELP!
「4人はアイドル」
LIVE PEACE IN TORONTO 1969
「平和の祈りをこめて〜ライヴ・ピース・イン・トロント 1969〜」
TOCP-65533
1969年12月12日発売(英)
LENNON
「レノン」
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライヴ!!アット・ザ・BBC」
21. Woman Is The Nigger Of The World
(女は世界の奴隷か!)
SOMETIME IN NEW YORK CITY
「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」
TOCP-65523-4
1972年09月15日発売(英)
SHAVED FISH
「ジョン・レノンの軌跡」
LIVE IN NEW YORK CITY
「ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ」
LENNON
「レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WONSAPONATIME
「ウォンサポナタイム」
ACOUSTIC
「ラヴ 〜アコースティック」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
(encore)
22. Mother
(マザー(母))
JOHN LENNON / PLASTIC ONO BAND
「ジョンの魂」
SHAVED FISH
「ジョン・レノンの軌跡」
LIVE IN NEW YORK CITY
「ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ
IMAGINE:MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
「イマジン(同名映画オリジナル・サウンドトラック盤」
LENNON
「レノン」
LENNON LEGEND
「レノン・レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
23. Stand By Me
(スタンド・バイ・ミー)
ROCK'N'ROLL
「ロックン・ロール」
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
IMAGINE:MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
「イマジン(同名映画オリジナル・サウンドトラック盤」
LENNON
「レノン」
LENNON LEGEND
「レノン・レジェンド〜ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
WORKING CLASS HERO - THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
24. Money (That's What I Want)
(マネー)
WITH THE BEATLES
「ウィズ・ザ・ビートルズ」
TOCP-51112
1963年11月22日発売(英)
LIVE PEACE IN TORONTO 1969
「平和の祈りをこめて〜ライヴ・ピース・イン・トロント 1969〜」
LENNON
「レノン」
ANTHOLOGY 1
「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」

2007年12月8日。
ジョン・レノン・メモリアル・イベントの幕開けである。
時刻は夜8時を回ったところ。店内では正に今日、日本で封印されたジョンの映画「ピースベッド」(*原題:THE U.S. VS. JOHN LENNON 2006年アメリカ映画)の映像(一部)が映し出され、ジョンのナンバーが流れている。

大勢のファンの期待と興奮で場内に熱気が渦巻く中、まずフミヤさん(パロッツ/キーボーディスト・省略「フ」)が、そして少し遅れてチャッピーさん(パロッツ、リーダー/John役・省略「チ」)がステージにあがった。拍手が沸き起こる。

チャッピーさんがアコースティック・ギターで「Imagine」を静かに、感情を込めて歌い始める。途中からフミヤさんのシンセサイザーが加わる。
「Imagine」が終わると拍手の中、そのまま「Glass Onion」へ突入。“Oh Yeah”のフレーズの繰り返しからテンポが徐々に速くなり、ゴードンさん(パロッツ/Paul役・省略「ゴ」)、バンビーノさん(パロッツ/George役・省略「バ」)、トーマスさん(パロッツ/Ringo役・省略「ト」)もステージにあがり、演奏に加勢する。メンバーが全員揃ったところで、続けて「How Do You Sleep?」が演奏される。

演奏が終わって、チャッピーさんから挨拶。
チ「こんばんは。え〜・・・緊張した(笑)!(声をはりあげて)皆さん、いらっしゃ〜い!!」(会場拍手喝采)

挨拶に続いてロックンロール、「Be-Bop-A-Lula」を演奏。元気でノリノリのチャッピーさんに、手拍子で応える客席。次の「Ain't That A Shame」ではフミヤさんの軽快なピアノのイントロでまたまた手拍子開始。チャッピーさんはのっけからソウルフルなパワー溢れるボーカルだ。

チ「サンキュー!今年も話をせずにかっこつけてやろうと思っておりましたが、やっぱ無理ですね、これね。(会場爆笑)性格的にね。」
チ「ということで、ジョンの今日は追悼ということでですね。今年で生きていれば67歳ですね。もう今からもうずいぶん昔ですね。もう1980年ですからね。27年前ですか。26年もたってですね、またこうしてみんなジョンを偲んで来てくれるという・・・。ジョンって偉大ですね。肉親でもなかなか26回目となったら忘れられてしまってですね、もうお参りにも来てくれないというね(笑)そんな中来て頂いてありがとうございます。ジョンに成り代わりまして(会場爆笑)御礼申し上げます。」
(会場大拍手)
チ「ブログにも書きましたが今日はね、まったりとした曲もたくさん聴いていただこうと思いますが。じゃあ今度は初期のナンバー、ビートルズデビュー前に歌ってたナンバーで、僕はほんと好きなスローナンバーです。どうしてジョンこれを、ビートルズで録音しなかったんだろうというナンバーなんですが。「To Know Her Is To Love Her」、『会った途端に一目惚れ』え〜、『恋の花咲くこともある』(笑)」(編集註*正式デビュー前のデッカレコードにての録音、英国BBCラジオでの録音あり双方のちにCD化されている)
ゴ「パンチでデート!」
(*『パンチ DE デート』:KTV(関西テレビ放送)が制作した、視聴者参加の爆笑お見合いバラエティ番組。1973年10月7日〜1985年3月30日放送。)
(会場爆笑)
ゴ「あの〜リーダー、まだあのお笑いのとこはもうちょっと後で。」
チ「ああ、そうかそうか。そこは各自で・・。(声のトーンを落として)みんな聴いてくれじゃあ・・・オレの好きな曲なんだ。え〜『会った途端に一目惚れ』。もうひとつ邦題があって『募る想い』・・・」
フ「2曲続けてね!」
チ「いやいやいや、同じ曲なんです。(会場爆笑)『募る想い』の方が僕はなんとなく好きですね・なんか鶴の恩返しみたいで。」
フ「違うっちゅうに!」
ゴ「語呂が似てるだけやん!」
(会場大爆笑)
チ「かっこつけてんだから!(またまたトーンを落として)じゃあ聴いてくれ。To Know Her Is To Love Her。」

しっとりした歌声で聴かせるチャッピーさん。ゴードンさんとバンビーノさんのバックコーラスも完璧。続いて「How Do You do It」がトーマスさんの軽快なドラムに乗って明るく演奏される。最後に「イエーイ!」とチャッピーさん。

ゴ「え〜2曲ね、初期の可愛いナンバーを演奏しましたけれども。How Do You Do It、これはジョン・レノンが本当はやりたくなかったというやつですけど。ビートルズ・セカンド・シングルの曲がなかなかできない時にこの曲をね。いったんは選んだんですけどね、やめましてその後にPlease Please Me という曲を録音したというね。まあ曰くつきのナンバーなんですけども。これはチャッピーとね、よく歌うんですけども。初期のデビュー前の曲としては結構ね、得意な曲の部類ですね。じゃあこっから、だんだんちょっと重い感じの(笑)。」
チ「え〜、まあね。チョイ重ですね(笑)。まあジョンの曲ってとりようでね。もうなんかこう暗い沈んだ時に聴くとむちゃくちゃ落ち込むし、楽しい時に聴くとすごくなんか浮いたようなふわっとした感じに聴こえるしね。パロッツはもう、今はもうウキウキしておりますからね。あの、生ギターをね、ちょっとブログに書きましたが、今日は自分のお気に入りのギター2台を使おうということで。これはもうリッケンバッカーのね、特注です!世界に1本しかない・・・」
(会場拍手)
チ「これね、僕が10年ぐらい前に注文したんですけども。で、3年4年たってから連絡が入りまして。ずいぶん昔に注文受けてるけどまだいるか?というね。(会場爆笑)そんな聞き方あるか(笑)。そして絶対にいるということで、じゃあ作ると。それから更にまた2年待たされた。(ヘッドの部分を指して)ここが僕がね、凝ったところですね。フィッシュテールという、これね。そしてこの裏のね、裏向いたらこれすごいんですよ。これね、こういうトラの目というのはまず出ないんです。今になったらもう、ウン百万ぐらいするんじゃないかというぐらいのギターになってきました。そのギター、だからどうだということもありませんが。」
(会場爆笑)
バ「(ステージに置いてあるフェンダー・ストラトの方を見て)あっちのもう1本の方もすごいですよね。」
チ「もう1本の方もですよ、車一台ずつ買えて2つ合わせたらベンツが買えるという・・・」
(会場から感嘆の声)
ゴ「そういうことはあの、フーミンの前で言わない方がいい」
チ「だからねえ、もう怖いんですよね。今日も終わったらすぐ持って帰ろうと思って。(会場爆笑)何に換えられてるかわからないですから。ということで、じゃあそんなギターを使ってですね。これ僕はね、ジョンの曲でももちろん大好きだったんですけども。ブライアン・メイがね(*クイーン(Queen)のギタリスト。クイーン(Queen):1973年から1991年まで世界的に活動していた、イギリスのロックバンド。)、自分のコンサート一番最後に生ギター1本でね、歌った。好きなんだよ、この曲!という風に。」
ゴ&バ「へえ〜!」
チ「で、ちゃんとそれをやる前に『パロッツやるよ』と言ってくれて、やってくれました。彼ともまあ、ダチというんでしょうかね。まあよく来てくれて、『また明日来いよ』と言うと必ず来てくれますね。」
フ「来てないよ!」
(会場爆笑)
チ「じゃあ聴いてくれ、God」

フミヤさんもチャッピーさんも笑いが治まらないうちにカウントが始まり、Godを演奏。ドラムとピアノの強いインパクトのある演奏。チャッピーさんのシャウトに気迫がこもる。
続いて、大好きな曲として自身のブログに取り上げていた「Woman」。チャッピーさんの優しい歌声を聴いているとこの曲に対する愛着がひしひしと感じられる。
次は「Jealous Guy」。ピアノとアコースティック・ギターの音がマッチし、美しさが際立つ。トーマスさんのこれまた美しい口笛に、場内から拍手が起こる。

チ「ね。いい曲、ほんとうにね。ジョンてこうなんか、ほんとイイ曲作りますね。ジョン以外の人が歌うとどうなのかわかんないけどなんかどう言うんでしょう、これね。すごいこうインパクトがあります。静かなナンバーなのにインパクトがあるというね。じゃあ今度はビートルズの頃のジョンですね。ジョンがね、大嫌いだったというナンバーで It's Only Love というナンバーがあります(会場拍手)。やさしさとか愛とか平和とかっていうのをね、その昔若い頃ジョンは敵意をね、持ってたぐらい嫌な言葉だったんじゃないかと思います。というのはもう、父親には見放され、母親には見放され、そういう境遇。可哀想なね、生い立ちが。で、ミミ叔母さんという叔母さんの家に預けられ、いい子でいないと追い出されてしまう・・・。行き場がない、なんかもうずっと自分が辛い思いをしたというね。そういうのがあってでしょうね。甘い曲、ほんとは歌いたいくせに歌えない。歌っては『こんな曲!』という風にね。」
バ「人にあげたりね。」
チ「大嫌いだという割に本当にこれ僕いい曲だと思いますがね。It's Only Loveというナンバー1曲ね、お届けしたいと思います。じゃ、ジョンに成り代わってですね。もう今日は、いつもだったらもうそろそろジョンが降りてくるんですけどね(笑)。」
ゴ「今日遅いね(笑)。」
チ「遅いですね。渋滞ですかね。」
(会場爆笑)
チ「では真面目に、歌わせていただきます。僭越ながらわたくしが・・・」

チャッピーさんご自慢の、深みのある独特な音色が素晴らしい生ギターで It's Only Loveを演奏。

チ 「ね、いい曲でしょ?こういう生ギターの音っていうのはほんとなんかこう、いいですよね。なんか優しく入ってきますね。またね、生ギターをドーンとするコーナーも作ろうかって昨日ゴードンとバンビーノと3人でね、話してたんですけどね。生ギターだけで1ステージやるぐらいのもいいかなあとね。(会場拍手)また、実現に向けて頑張ってみたいと思います。それじゃあ、何となく暗いムードになりたくないんで、ここで明るいナンバーですね。え〜もうすぐ来るクリスマスを歌ったジョンの素晴らしいナンバーがあります。クリスマス・ソングの中では、これは世界一いい曲ではないかと僕は思ってますが。ワム(*Wham!(ワム!):イギリスの二人組ミュージシャン。1980年代前半にヒット曲を連発し、世界的な人気を誇った。)とかね、山下(*山下達郎)とか出してますが。やっぱりみんな暗い!これはいいよね。明るくていい。
じゃあぜひぜひね、歌ってみたいと思います。でもこれ歌うにあたってですね、男だけじゃ歌えない部分が今日はなんと!なんとですね、オノ・ヨーコさんを二人も呼んでおります。じゃあ呼んでみましょう。ヨーコちゃ〜ん!『ヨーコちゃんず』!」
(会場拍手。アビーガールの原ちゃんと音響担当スタッフのAkkoが登場。)
チ「おお〜!オノ・ヨーコさん若返っちゃいましたね。ということで、いつもね。ホールで皆さんの飲み物食べ物をね、持ってきてくれている原ちゃんです。そしていつも、こういうマイクとか音響を担当してくれております、Akkoです。よろしく!」
(会場歓声&拍手)
チ「二人ともね、歌うまいんですよね。原ちゃんの方はもともとボーカルで、いろんなナンバーをいろんなお店で歌っております。Akkoもね、すごくうまいですよね。アカペラでもバンバン僕らの前で歌いますからね。ということで、じゃあその二人にオノ・ヨーコ役をやってもらおうと思います。じゃ皆さん知っていると思います。え〜ぜひ最後のWar is over if you want it、そして War is over nananana ですね。ぜひ一緒に大きな声で。せっかくですからね、歌ってくださいね。じゃあいってみたいと思います。」

パロッツ+『ヨーコちゃんず』でHappy Xmas を熱唱。出だしのセリフの後に「へっくしゅ!」とくしゃみを入れる茶目っ気たっぷりのチャッピーさん。後半の合唱では「もっと大きな声で!」と会場に喝を入れる場面も。最後に「メリー・クリスマス!」

チ「サンキュー!『ヨーコズ』でした。ありがとう!」
(会場拍手)
チ「やっぱ一番いいでしょう?いろんなのありますけどね。もうジョンのHappy Xmas 一番いいんじゃないかなあと思いますね。」
ゴ「ね、この時期はやっぱこれ聴かないとね。」
チ「ほんとこういい曲を書きますよね。それじゃあ今度はぐっと、ソロになってからね。愛とか平和とかこう唱えるようになったのは、あれはどうしてかというとヨーコです。ヨーコとの出会いでね、それまで自分はもう絶対にひとりぼっちだと思ってたのが、なんかどっかにね、女性というよりも母親に会った気がして。で、もう、ヨーコの言いなりですね。あなたの思ったことをそのまま伝えなさいっていう風にヨーコに言われるわけです。そしてそれから平和運動ですね。愛と平和というのを唱えだすわけですが。ですがその前までだったら絶対に言わなかった、絶対につけなかった題名の曲があるんですが・・・すごくいい曲です。これもフーミンのピアノがまた、もう泣かせます(笑)。じゃ、素晴らしいナンバーをお届けしましょう。Love。」

バラードの傑作を2曲。「Love」ではフミヤさんの切なく美しいピアノに、チャッピーさんの美しいギターの音色と優しい声が重なる、続く「Nobody Loves You (When You're Down And Out)」では、間奏のバンビーノさんのスライドギター(*ギター奏法のひとつ)が心に沁みる。

ここで、映画「ピースベッド」のポスターとメディア用のパンフレット(非売品)が会場のお客さんにそれぞれ19名ずつ当たるとのことで、当選方法についてバンビーノさんが説明。

チ「これね、僕はもう皆より先に観たんですけど。すごくいいですよ。ジョン・レノンがほんとよくわかって、ジョンがどういう風にしてこういう愛と平和をね、唱えだしたかとか、そういうのがよくわかって。最後にはジョンがほんとになんかいい人間、いい奴だなあというような感じがしてね。なんかこう抱きしめたくなるような、そんな映画じゃないかなと思いますが。ということで、ぜひ観てください。素晴らしい映画・・・ちょっとドキュメンタリータッチでね。曲はそんなにバンバン出てくるという感じじゃないです。でも、ほんとにいい映画でした。
じゃあ曲に戻ってみたいと思いますが。今ちょっと暗いナンバーが続いたので今度は明るいのを1曲ね、生ギターを使ったナンバーで。ジョンがですね、え〜生前、え〜僕、僕に1曲書いてくれたナンバーがあります。」
(会場爆笑)
チ「え〜まあ僕と、僕はあの〜彼とは、ほんと良く僕を知ってまして、向こうが知らないだけでですね。(会場爆笑)で『生前なんか書いてくれよ』ということで『じゃあお前にこれやるよ』というね、『お前のこと歌ったんだ』というナンバーがあります。」
ゴ「よくそんなこと言えますね。(会場爆笑)恥ずかしくないんですか!」
チ「もうここまできたらもう別に、身を捨てておりますので(笑)。じゃあジョンがオレにくれたナンバー、Beautiful Boy というのがあります。」
(会場大爆笑&拍手喝采)
チ「いい曲です、これね。Darling Sean ですからね。ショーンのことを歌った。ショーンにもうジョンはもうちょっともうおかしなぐらい入れ込んでおりまして。ジュリアンのときはほったらかしだったんですけどね。ショーンになったらもう、なんかもう仕事も何もみんなやめて、ハウス・ハズバンドになった。多分ジュリアンにも冷たいことをしてしまったと後悔してんでしょうね。で、ショーンだけはそういう思いをさせたくない。それでもう誠心誠意、ずっとつきっきりでもうハウス・ハズバンド。ヨーコをほったらかして、子供を見てたというね。え〜じゃあそのね、ショーンを歌った、後にわたしを歌ったナンバーですね。」
(会場爆笑)

明るく楽しそうに「Beautiful Boy」を歌うチャッピーさん。明るいナンバーの後はエレキギターのイントロがかっこいい「I'm Losing You」へ。チャッピーさんの気迫のこもったボーカルにトーマスさんの力強いドラム。チャッピーさんとバンビーノさんの息の合ったツインギターも聴き応え十分。続いてはヘビーな「I Want You」へ。ステージが赤一色に染まる。ゴードンさんのベース・ソロが渋い。チャッピーさんの渾身のシャウトと唸るようなギター・ソロに会場全体がステージに釘付けに。演奏終了後歓声があがる。

チ「早いもんでもう後半になってしまいましたねえ。それじゃあここでせっかくですからね。ジョン・レノンは一番愛したのはロックン・ロールだったです。ロックン・ロールのナンバー、じゃあね、バーンと行きますか?ね、せっかくです。みなさん、のってください!のっていこうぜ〜!!」
(会場拍手喝采)

パワフルでソウルフルなチャッピーさんのボーカルで「Bring It On Home To Me/Send Me Some Lovin'」に続き、「ロッケンロール!」のチャッピーさんの掛け声と共に、フミヤさんの軽快なスタンディング・ピアノ演奏で「Slippin' And Slidin'」。
続いてビートルズ・ナンバーに戻って「Dizzy Miss Lizzy」。言わずと知れた軽快なロックン・ロールに会場はノリノリ状態。チャッピーさんの勢いはとどまるところを知らない。

チ「サンキュー!」
(会場拍手喝采)
チ「は〜っ(息切れを沈めて爆笑)。酸素を置いておかないと(笑)。」
ゴ「すぐ酸欠になりますからね。」
チ「ロッケンロールでお届けしました。それではいよいよ、イベント最後のナンバーになってしまいました。ほんとに今日はジョン・レノンに成り代わりましてですね(笑)、厚く、厚く御礼(おんれい)申し上げます。どうもありがとうございました。」
(会場大拍手喝采、チャッピ・コール)
チ「ありがとう。ね、やっぱりジョンはロックン・ロールが好きでしたからね。こういうナンバーの(方)がほんとは、一番ジョンがやりたかったナンバーじゃなかったかなと思いますが。そんなナンバーをお届けしました。そして先ほども言いましたが生ギターをね、普段のステージでもやろうかというね。」
(会場拍手)
チ「ぜひみんなで企画したいと思います。必ずやりますからね。楽しみにしててください。それじゃあこのイベント最後のナンバーになりますが。最後のナンバーと言ってもアンコールは受け付けておりますからね(笑)。」
ゴ「(セットリストを見ながら)なんかまだ書いてあるもんね、曲がね。」
(会場爆笑)
チ「おかしいなあ。最後のナンバーのはずなんだけどね(笑)。」
ゴ「ねえ。何ででしょうね(笑)。」
チ「なんでかよくわかりませんけどね。え〜アンコールは、受け付けております。というか、アンコールしていただかないと、困ってしまいます。」
会場「(アンコール)するぜ!イエーイ!」
チ「それじゃあイベントの最後のナンバーになりますが、最後のナンバーはこれは僕はもう必ずイベントの最後で歌ってます。僕、一番ジョンのナンバーの中で好きなナンバーですが。じゃあそのナンバーでイベントを締めくくってみましょう。じゃあ最後、あ、今日かっこつけてたんだよね、オレ?」
ゴ「ていうか、まだジョン降りてきてないんですかね、今日?」
チ「今日なんか・・・おかしいなあ。ハッ!(と気を入れるチャッピーさん)(笑)。」
(会場大爆笑&拍手)
ゴ「わざとらしいなあ。」
チ「今ノックしましたけどね(笑)。ノックして帰りましたけど(笑)。」
ゴ「帰りましたか。」
チ「おかしいなあ。もうちょっとしたら降りてくるんじゃないかと思います。え〜ですから、アンコールしてもらわないと困ります。ということで、じゃあほんとに最後のナンバーになりますが。最後のナンバーは「Woman Is The Nigger Of The World」というナンバーがありますが。」
(会場歓声&拍手)
チ「いいナンバーでしょう?これ大好きな、なんかもう歌いまくるという気がしていますが。じゃあそのナンバーでイベントの本編の最後をいってみたいと思います(会場爆笑)じゃあ最後です。みなさん、のってくれよ!のっていこうぜ〜!!」
会場「イエーイ!!」
チ「(一段と声を高めて)のっていこうぜ〜!!!」
会場「イエーイ!!!」
チ「Woman Is The Nigger Of The World!」

渾身の力を振り絞って歌うチャッピーさん。1番を歌うと拍手が沸き起こる。パロッツのメンバーも一丸となってチャッピーさんを盛り立てる。
演奏が終わり、大きな声で「サンキュー!」とチャッピーさん。場内からは拍手喝采にチャッピー・コールが沸き、アンコール・コールへと続く。

アンコール1曲目は、ステージに向かって左端のキーボードにチャッピーさんが移動して「Mother」。チャッピーさんのパワフルなシャウトが、ジョンのこの曲への想いを代弁しているかのように胸に響く。続いて「Stand By Me」。場内から手拍子。チャッピーさんの声が、歌い方がジョンに重なる。バンビーノさんのギター・ソロは普段より長めのバージョンで、会場を魅了する。

2曲終わって大歓声の中「サンキュー!ありがとう!」とチャッピーさん。大きな拍手に大声の「We Want More!」(何故か英語)のアンコール・コール。花束贈呈を終え、メンバーと共に退場するも、力強い大きな拍手は一向に鳴り止まない。
既に会場にはジョンのBGM(Happy Xmas)が流れ始めているが、まだ拍手は鳴り止まない
・・・と、メンバーが戻ってきた!場内からあがる大歓声、チャッピー・コールが沸き起こる中、チャッピーさんのフェンダー・ストラトが唸る。このイントロは・・・「Money」!ジョンのイベントを締めくくるにふさわしい、渋くてかっこいいナンバーだ。

演奏終了後、割れんばかりの拍手に再び「We want more!」コール。パロッツのメンバーが去り、しばらく放心状態の客席に、興奮覚めやらぬ歓声が至るところであがる。中にはとろけるような笑顔の女性ファンも。

チャッピーさんの凄さを、一体どう表現したらよいのだろう。ミュージシャンとしての凄さに、エンターテイナーとしての魅力。よく冗談で本人が「喋らないと死んでしまう」と認めるように、口からすらすらと流れ出るMCの随所に散りばめられたユーモアのセンスの素晴らしさ。そして何よりもチャッピーさんの演奏やMCから感じとれるものは、音楽、そしてビートルズやジョンへ対する溢れんばかりの愛情だ。
チャッピーさんやパロッツのメンバーのおかげで、ジョンの死後26年を経た今なお、私達はこうしてジョンを感じ、ジョンを愛し、ジョンを偲ぶことができる。
来年もこうしてまたこの場所に集いたいと深い感動で店を後にした、そんなジョンの命日であった。


* Report : K.M.(※修正/Abbey Road),
* Photos: K.M. & east
* Layout: s.s