Abbey Road Live Performance of The Beatles' Music

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1. Love Me Do
(ラヴ・ミー・ドゥ)
PLEASE PLEASE ME
「プリーズ・プリーズ・ミー」
TOCP-51111
1963年03月22日発売(英)
THE BEATLES 1962〜1966
「ザ・ビートルズ 1962年〜1966年」
TOCP-51127-28
1973年04月20日発売
PAST MASTERS VOLUME ONE
「パスト・マスターズVol.1」
TOCP-51125
1998年03月07日発売
ANTHOLOGY 1
「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」
TOCP-8701-2
1995年11月21日発売
VARTICL MAN
「ヴァーティカル・マン〜リンゴズ・リターン」
PHCR-1640
1998年06月29日発売
VH1 STORYTELLERS
「ストーリーテラーズ・ライヴ」
PHCR-1689
1998年12月23日発売
THE BEATLES 1
「ザ・ビートルズ 1」
TOCP-65600
2000年11月13日発売(世界同時)
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザ・BBC」
TOCP-65748-49
2001年06月08日発売(日)
2.No No Song
(ノー・ノー・ソング)
GOODNIGHT VIENNA
「グッドナイト・ウィーン」
TOCP-53155
1974年11月15日発売(英)
BLAST FROM YOUR PAST
「想い出を映して」
CP32-5462
1975年12月12日発売(英)
RINGO STARR AND HIS ALL-STAR BAND
「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド」
TOCP-6255
1990年10月15日発売(英)
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
VICP-61501-3
2001年09月21日発売
3. What In The ... World
(ホワット・イン・ザ...ワールド)
VARTICL MAN
「ヴァーティカル・マン〜リンゴズ・リターン」
4. Only You (And You Alone)
(オンリー・ユー)
GOODNIGHT VIENNA
「グッドナイト・ウィーン」
BLAST FROM YOUR PAST
「想い出を映して」
5. Don't Pass Me By
(ドント・パス・ミー・バイ)
THE BEATLES
「ザ・ビートルズ」
TOCP-51119-20
1968年11月22日発売(英)
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
TOCP8705
1996年10月28日発売
VH1 STORYTELLERS
「ストーリーテラーズ・ライヴ」
TOUR 2003
「ツアー2003」
VICP-62958
2004年12月29日発売
6. Never Without You
(ネヴァー・ウィズアウト・ユー)
RINGO RAMA
「リンゴ・ラマ」
VICP-62263
2003年03月26日発売
7. Fading In Fading Out
(フェイディング・イン・フェイディング・アウト)
CHOOSE LOVE
「チューズ・ラヴ」
VICP-63072
2005年06月22日発売
8. It Don't Come Easy
(明日への願い)
RINGO
「リンゴ」
TOCP-3167
1973年11月09日発売(英)
BLAST FROM YOUR PAST
「想い出を映して」
RINGO STARR AND HIS ALL-STAR BAND
「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド」
VH1 STORYTELLERS
「ストーリーテラーズ・ライヴ」
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
TOUR 2003
「ツアー2003」
9. Photograph
(想い出のフォトグラフ)
RINGO
「リンゴ」
BLAST FROM YOUR PAST
「想い出を映して」
RINGO STARR AND HIS ALL-STAR BAND
「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド」
VH1 STORYTELLERS
「ストーリーテラーズ・ライヴ」
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
10. You're Sixteen
(ユア・シックスティーン)
RINGO
「リンゴ」
BLAST FROM YOUR PAST
「想い出を映して」
RINGO STARR AND HIS ALL-STAR BAND
「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
11. Act Naturally
(アクト・ナチュラリー)
HELP!
「4人はアイドル」
TOCP-51115
1965年08月06日(英)
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
12. Honey Don't
(ハニー・ドント)
BEATLES FOR SALE
「ビートルズ・フォー・セール」
TOCP-51114
1964年12月04日発売(英)
RINGO STARR AND HIS ALL-STAR BAND
「リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド」
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザ・BBC
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
TOUR 2003
「ツアー2003」
13. I Wanna Be Your Man
(彼氏になりたい)
WITH THE BEATLES
「ウィズ・ザ・ビートルズ」
TOCP-51112
1963年11月22日発売(英)
ANTHOLOGY 1
「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザ・BBC」
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
TOUR 2003
「ツアー2003」
14. Boys
(ボーイズ)
PLEASE PLEASE ME
「プリーズ・プリーズ・ミー」
ANTHOLOGY 1
「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」
LIVE FROM MONTREUX
「ライヴ・フロム・モントルー」
VACK-5318
1993年09月発売(米)
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
TOUR 2003
「ツアー2003」
15. With A Little Help From My Friends
(ウィズ・ア・リトル・フロム・マイ・フレンズ)
SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
TOCP-51118
1967年06月01日(英)
YELLOW SUBMARINE SONGTRACK
「イエロー・サブマリン〜ソングトラック」
TOCP-65300
1999年09月13日発売
LIVE FROM MONTREUX
「ライヴ・フロム・モントルー」
VH1 STORYTELLERS
「ストーリーテラーズ・ライヴ」
16. The End
(ジ・エンド)
ABBEY ROAD
「アビイ・ロード」
TOCP-51122
1969年09月26日発売(英)
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
TOCP-8705-6
1996年10月28日発売
VH1 STORYTELLERS
「ストーリーテラーズ・ライヴ」
(encore)
16. Yellow Submarine
(イエロー・サブマリン)
REVOLVER
「リボルバー」
TOCP-51117
1966年08月05日(英)
YELLOW SUBMARINE
「イエロー・サブマリン」
TOCP-51121
1969年01月17日(英)
THE BEATLES 1962〜1966
「ザ・ビートルズ 1962年〜1966年」
YELLOW SUBMARINE SONGTRACK
「イエロー・サブマリン〜ソングトラック」
THE BEATLES 1
「ザ・ビートルズ 1」
LIVE FROM MONTREUX
「ライヴ・フロム・モントルー」
THE ANTHOLOGY SO FAR
「アンソロジー・ソー・ファー」
TOUR 2003
「ツアー2003」
 足達さん(ファイアーグロウズのリンゴ役)以外のメンバー4人と、ゲストの新井さんがステージに上がった。新井さんはステージ奥のドラムで準備をする。

 マサキさん(普段はポール役)の「Happy Birthday Ringo!」の掛け声で、「Love Me Do」のイントロが演奏された。例年通りに、客席の後方から、曲に合わせて踊りながら登場する足達さん!

 なんと今年は、星がプリントされたタンクトップ姿で現れた。サングラスに付け髭、良く見ると、手には指先のでる黒いグローブをしていた。そして、りんごが付いているネックレスが胸元で揺れている。りんごと(タンクトップの)星でリンゴ・スターって事ですか?!と思いながら衣装やアクセサリーなどをチェックしているとさらに楽しくなってくる。

 そんなタンクトップ姿の足達さんは、はりきって迫り出しステージに上がると、スグにヘッドマイクを付けて激しく踊りながら歌い出した。
 ん??その踊りは、今流行のビリーズビートキャンプ(ビリー・ブランクスさんが考案したエクササイズ)の動きとそっくりではありませんか!!会場はたちまち笑いの渦に包まれる。

 「Love Me Do」が終わると「What's My Name〜Ringo!」と繰り返してから、「みなさん、ありがとうございまぁす!」と、すでに息を切らせながら挨拶をする足達さん。

 その後、大ちゃん(普段はジョン役)がMCを担当し、その間足達さんは、ステージの隅でなにやらゴソゴソと衣装を着ている様子。
 大ちゃんは、「今年は(ビートルズのアルバム)サージェント・ペッパーズ発売40周年ということで、ビリーズブートキャンプのビリーさんとビリー・シアーズをかけたんですけど、、、」とやや強引な接点を話しつつ、進行した。

 ビリーさんの後は、赤いジャケットとキラキラ・スカーフを身につけ、リンゴをイメージした衣装にチェンジした足達さんが、光るスティックを振りながら「No No Song」を熱唱する。
 「No No Song」が終わるとすぐに、新井さんがドコドコとドラムを叩いて「What In The...World」が演奏された。

 「What In The...World」を歌い終え、激しい踊りでずり落ちてきたサングラスを直しながら足達さんが話し始める。
 「続いては、一番苦手としております、しっとりとしたナンバー、聴かせるナンバーをおおくりしたいと思います。これはですね、ジョン・レノンも歌ってましてね。ジョン・レノンから「こういう風に歌ったほうがいいよ」とテープをもらって、それをリンゴ・スターが演った曲なんですけど、かなり有名な曲なのでみなさんご存じと思います。」と解説してから演奏されたのは「Only You」だった。

 大ちゃんがアコースティック・ギターでイントロを弾くと、足達さんはマイクを握りしめて真剣な表情で歌い出した。客席もしっとりモードに引き込まれていく。。。
 と、思ったら、間奏のセリフの場面では、なんと、足達さんのところだけに上から紙吹雪が降ってきた。
 実はずっと気になっていたのですが、ステージ中央に、上から垂れ下がっていた赤いロープ。大ちゃんがその赤いロープを引くと、上から吊された小さなカゴが揺れて紙吹雪が降る仕組みになっていたのです。
 
そんな仕掛けに、客席からは歓声と笑い声が響いたが、動じることなく集中して、真剣に一生懸命に歌い続ける足達さんだった。

 ムーディーな「Only You」が終わると、黒岩さんがピアノで前奏を弾いて、ビートルズ時代のナンバー「Don't Pass Me By」が演奏された。足達さんは、また軽快なリズムに合わせてステップを踏みながら歌い出す。
 そして、アコースティック・ギターを弾いていたかと思えば、突如、紙吹雪を降らせたりする大ちゃん。この曲ではハーモニカも担当していた。

 そんなほのぼのナンバー「Don't Pass Me By」が終わると足達さんが「ここでですね、スタンド・ヴォーカルはお休みして、ドラムを叩きながら、2曲ほど演ってみたいと思います」と言い、新井さんの前にセットされているドラムへ移動。その間は、マサキさんがMCをした。
 「いやぁ、、こんだけ1曲1曲息切れしているリンゴって、初めて観ましたね〜。このリンゴ・イベントは、エンターテイメント部門では日本一だと思いますね。。。次はエリック・クラプトンも参加していた曲です」などと次の曲を紹介。

 チャーリーさん(普段はジョージ役)がギターでイントロを弾き「Never Without You」が演奏された。勝手にチャーリーさんのギターに、クラプトンやジョージまでもを思い浮かべながら聴き入った。
 続いては軽快な曲、「Fading In Fading Out」。足達さんはドラムを叩きながら歌い、もうひとりのリンゴ新井さんは、その後ろで楽しそうにドラムを叩いていた。

 大ちゃんが「「Never Without You」は、ジョージ・ハリスンが亡くなったときに、追悼の曲としてリンゴが発表した曲で(ジョージの)親友のクラプトンもレコーディングに参加したナンバーですね。」と真面目に話していると、足達さんはおもむろにステージを下りて、足元を確認しながら暗い客席をトボトボと歩いていなくなってしまった。次は、ゲストの新井さんが歌ってくれるという。

 新井さんが歌ってくれたのは「It Don't Come Easy」だった。新井さんもリンゴ役の経験があるだけに、余裕たっぷりにドラムを叩きながら笑顔で歌ってくれた。

 「It Don't Come Easy」の後には、「Photograph」の演奏が始まり、客席の後方から、再び足達さんが登場!今度は派手なフリフリ衣装にチェンジしていた。

 そして、またもやハンドマイクで踊りながら熱唱する足達さん。続けて「You're Sixteen」が演奏され、リンゴの有名なソロ・ナンバーが次々に飛び出した。

 フリフリ衣装を着た足達さんが、「このあたりで終盤になってしまいましたが、次はビートルズ・ナンバーも用意してまいりました。ですがね、そのまま演ってもつまりません!ハイっ。っという事でですね、アレンジしてね、ビートルズ・ナンバーをお送りしたいと思います」などと話す。
 派手なスティックを握り、迫り出しステージにある打楽器たちをリズミカルに叩いて「Act Nartudally」が演奏された。

 「Act Naturally」の後はメドレーで「Honey Don't」、「Boys」が続いた。「Boys」では、足達さんがドラムへ移り、新井さんとのツイン・ドラムで演奏。
 さすが、どちらもリンゴ役!それぞれピッタリと同じ動きでドラムを叩いていく。と、思うと、時々違うおかずでアクセントをつけていたりして、そんな2人のリンゴのドラムは実に見応えがあった。

 そして、足達さんから次が最後のナンバーであることを告げられた。「最後はビートルズのナンバーなんですけど、リンゴ・スターがソロになってもライブでいっつも演ってる曲をお送りします。」などと紹介。演奏されたのは「With A Little Help From My Friends」だった。

 お馴染みのナンバーに、手拍子をしながら楽しむ観客。そのまま続けて「The End」に突入していった。ヴォーカルも、ドラムもこなした足達さんが、すぐにフリフリ衣装の袖を腕まくりをしながらギターを準備し始めた。
 え??もしかして、ギターソロも弾いちゃうのですか?と思っていると、大ちゃんとチャーリーさんとのギター・バトルの間に、時々強引に「キュイィ〜ン」とだけ弾いて割り込んできた。のけ反りながら、渾身の力を込めて弾く足達さんのパフォーマンスに会場は一層盛り上がる。

 そのまま、再び「With A Little Help From My Friends」へと移っていき、足達さんがひとりひとりメンバー紹介をしていった。
 「ベース、チョッパー、マサキ〜。リードギター、チャーリー!キーボド、黒岩く〜ん。今日の企画・構成・演出・メイク担当、山口く〜ん。スペシャルドラマー新井君でーす。最後はわたくし、リンゴ・スターがお送りしましたぁ〜。」と不思議な振り付けを織り込みながら楽しく紹介し、賑やかに終わった。

 客席からは「アンコール!」の声。すぐにその声に応えてくれた足達さん。「アンコールはですね、みなさん、一緒に歌えるナンバーを用意してきましたので、ぜひ一緒に歌ってくださぁ〜い!」と話す。最後は有名な曲、「Yellow Submarine」をみんなで歌って終わった。

 と、思ったら、そうでした!お約束のたらいが・・・。

 「Yellow Submarine」の演奏が終わるその時に、リンゴ特集ステージでは恒例となっているたらいが、足達さんの頭上から落ちてきた。頭にたらいが当たり、絶妙に見事に崩れ落ちる足達さん。天然のセンスも兼ね備えた足達リンゴだからこそ、またより一層盛り上がる。

 そんなミュージシャンの域を超えたパフォーマンスが次々と飛び出してくるリンゴ特集ステージは、リンゴのナンバーを楽しむだけでなく、いろんなところに見どころが散りばめられていた楽しいステージだった。

***** Photos & Report by s.s