Abbey Road Live Performance of The Beatles' Music

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1. Rip It Up 〜 Ready Teddy
(リップ・イット・アップ〜レディ・テディ)
ROCK'N'ROLL
「ロックン・ロール」
TOCP-65527
1975年02月21日発売(英)
WONSAPONATIME
「ウォンサポナタイム」
TOCP-65001
1998年11月02日発売(英)
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
TOCP-65002-05
1998年11月02日発売(英)
2. Soldier Of Love
(ソルジャー・オブ・ラヴ)
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザ・BBC」
TOCP-65748-49
2001年06月08日発売(日)
3. Leave My Kitten Alone
(リーヴ・マイ・キトゥン・アローン)
ANTHOLOGY 1
「ザ・ビートルズ・アンソロジー1」
TOCP8701
1995年11月21日発売(日)
4. Strawberry Fields Forever
(ストロベリー・フィールズ・フォーエバー)
MAGICAL MYSTERY TOUR
「マジカル・ミステリー・ツアー」
TOCP51124
1967年11月27日発売(米)
THE BEATLES 1967〜1970
「ザ・ビートルズ 1967年〜1970年」
TOCP-51129-30
1973年04月20日発売
IMAGINE ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
「イマジン(オリジナル・サウンドトラック)」
TOCP-65532
1988年10月10日発売(英)
ANTHOLOGY 2
「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」
TOCP8703
1996年03月18日発売(日)
5. Lucy In The Sky With Diamonds
(ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ)
SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
TOCP-51118
1967年06月01日発売(英)
THE BEATLES 1967〜1970
「ザ・ビートルズ 1967年〜1970年」
ANTHOLOGY 2
「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」
YELLOW SUBMARINE SONGTRACK
「イエロー・サブマリン〜ソングトラック」
TOCP-65300
1999年09月13日発売
LENNON
「レノン」
TOCP-6281-84
1990年09月発売(英)
6. I Want You (She's So Heavy)
(アイ・ウォント・ユー)
ABBEY ROAD
「アビイ・ロード」
TOCP-51122
1969年09月26日発売(英)
7. Love
(ラヴ(愛))
JOHN LENNON/PLASTIC ONO BAND
「ジョンの魂」
TOCP-3122
1970年12月11日発売(英)
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
TOCP-5923
1982年11月発売(英)
LENNON
「レノン」
Lennon Legend
「レノン・レジェンド ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
TOCP-51110
1997年10月27日発売(英)
JOHN LENNON ANTHOLOGY
「ジョン・レノン・アンソロジー」
TOCP-65002-05
1998年11月02日発売(英)
Acoustic
「ラヴ 〜アコースティック・ジョン・レノン」
TOCP-67483
CCCD
2004年09月29日発売
WORKING CLASS HERO THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
TOCP-67782〜3
2005年09月30日発売
8. Stand By Me
(スタンド・バイ・ミー)
ROCK'N'ROLL
「ロックン・ロール」
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
IMAGINE ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
「イマジン(オリジナル・サウンドトラック)」
LENNON
「レノン」
Lennon Legend
「レノン・レジェンド ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
WORKING CLASS HERO THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
9. Cold Turkey
(コールド・ターキー(冷たい七面鳥))
LIVE PEACE IN TORONTO 1969
「平和の祈りをこめて-ライヴ・ピース・イン・トロント 1969」
TOCP-65533
1969年12月12日発売(英)
SOMETIME IN NEW YORK CITY
「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」
TOCP-65523
1972年09月15日発売(英)
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
LIVE IN NEW YORK CITY
「ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ」
LENNON
「レノン」
Lennon Legend
「レノン・レジェンド ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
Lennon Legend The Very Best Of John Lennon
「レノン・レジェンド ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
Acoustic
「ラヴ 〜アコースティック・ジョン・レノン」
WORKING CLASS HERO THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
10. (Just Like) Starting Over
(スターティング・オーヴァー)
DOUBLE FANTASY
「ダブル・ファンタジー」
CP32-5750
1980年11月17日発売(英)
THE JOHN LENNON COLLECTION
「ジョン・レノン」
IMAGINE ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
「イマジン(オリジナル・サウンドトラック)」
Lennon Legend
「レノン・レジェンド ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ジョン・レノン」
WORKING CLASS HERO THE DEFINITIVE LENNON
「決定盤 ジョン・レノン〜ワーキング・クラス・ヒーロー〜」
11. A Day In The Life
(ア・デイ・イン・ザ・ライフ)
SGT.PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
THE BEATLES 1967〜1970
「ザ・ビートルズ 1967年〜1970年」
ANTHOLOGY 2
「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」













 店内のBGMは、もちろんジョンの曲!特集ステージが始まる前から、すでにジョンの世界が広がっている。しばらくするとターコイズ4人+ゲストのKeyboardプレイヤーの黒岩さんがステージに上がり準備を始めた。BGMが消えたところで、足達さん(リンゴ役)が軽快にドラムを叩き始め、「Rip It Up 〜 Ready Teddy」が演奏された。先程流れていたBGMのジョンに代わって、今度は大ちゃん(ターコイズのジョン役)がシャウトする。ノリノリなこのナンバーで、1曲目から客席も手拍子をしながら盛り上がった。

 演奏が終わると大ちゃんが
「はい、ありがとうございます。ターコイズ本日2回目のステージとなりますが、今日はジョン・レノンの誕生日ということで、このステージはですね、全てジョン・レノンの曲をおおくりしたいと思いますのでね、大いに盛り上がって頂きたいと思います。よろしくお願いしまぁ〜す!10月9日生まれでね、ジョン・レノンはよくラッキー・ナンバーをナンバー・ナインということで、そういう曲もありますけれどもね。もしジョンが生きていたら、1940年生まれですから、66歳。毎年思いますけれども、もし生きていたら今はどんな形で活動しているんだろうかと、それを考えると今は残念ですけれども、ジョンが残した素晴らしい曲を演奏し続けて、ひとりでも多くの方にジョンの素晴らしさが分かっていただけたらいいなぁと思います。先程、オノ・ヨーコさんからも電話がありましたので、そのように伝えたんですけれども。。。(笑)。それでは、1曲目はですね1975年にジョン・レノンが発表しました「ROCK'N'ROLL」というアルバムから「Rip It Up 〜 Ready Teddy」、メドレーでお送りしました。さっ、それではですね、グッと時代が昔になりますけれども、ジョンがカヴァーしていたナンバーですね、2曲いきますが、まずは、これはなかなか渋いとこで、私もジョンが演ってるのを聞いて初めて聴いた曲なんですけれどもね。すごい有名な曲をカヴァーするということはあまりしなくて、知られてないような曲をカヴァーするというね、ビートルズはそういう所があるんですけれども。アルバムのビートルズの「BBC」の中から1曲と、それから、なんでこの曲がボツになってしまったんだろう?ほんとはアルバムで言うと「HELP!」あたりに入る曲だったんですけれどもね。2曲続けていってみたいと思います。まずはこのナンバー「Soldier Of Love」。」と、次の曲たちを紹介。

 ベースとギターで、息を合わせてイントロを弾いたポッキーさん(ポール役)とチャーリーさん(ジョージ役)が、歌い出しから大ちゃんのヴォーカルにコーラスを乗せていく。そんなハーモニーがきれいな「Soldier Of Love」に続いては、ジョンがひとりで歌い上げる「Leave My Kitten Alone」。大ちゃんが低音から高音まで、力強く叫ぶように歌いながら、ロックンローラー、ジョンの魅力を存分に見せてくれた。

 「Leave My Kitten Alone」を熱唱した後は、また柔らかな表情に戻った大ちゃんがMCをする。「2曲続けておおくりしました。2曲ともカヴァー・ナンバですけれどもカッコいい曲ですね。今度はですね、2曲、ビートルズ8年間活動していて中盤から後半ですね。よく我々は勝手に中期・後期とか言ってますけれども。その頃のナンバーでビートルズはもうライヴを止めてしまって、レコーディングばっかりやってる時ですね。でも、ビートルズは途中で世界のビートルズになってしまったので、例えばライヴで失敗してしまうと全世界にそれが広まってしまうので、そういうプレッシャーもあったと思いますし、ライヴをやってもみんな騒いでしまって誰も聴いていないという、そういう状態だったんですね。それだったら、1回でもいいテイクがとれてそれをレコードにしてしまえば、それが一番いいんじゃないかと、そういうふうに考えるようになって、レコーディング中心の生活ですね。普通ミュージシャンですと、リハーサル・スタジオなどで曲を作ったら、それをサウンドにまとめて、録音するときにはスタジオで練習するような事はまずないんですけれども、ビートルズは、もぉ知名度も高いですし発言権もありましたから、ま、わがまま言い放題だったので、スタジオに行ってから曲を作るというね。スタッフもずっと待たされることもあったそうですけれどもね。あとリンゴ・スターはドラマーですけれども、ずっと曲が出来るまで待って、散々待ったうえに、「じゃぁこんな感じで」とやっと録音したと思ったら、次の日やっぱりアレはボツにするから、、、と、そんな状況では、仲も悪くなるよ、という感じですけれどもね。その頃の曲なんですけれども、次におおくりする曲も何十テイクととって最終的には、一番はココで二番はこっちでと寄せ集めでくっつけてしまってですね、後から聴いてみると確かにくっつけた感じはあるんですけれども、プロデューサーのジョージ・マーティンが恥ずかしいから、出来ればなかったことにしたいと言ってますけれどもね。」と、これから演奏する曲が作られた時の背景を教えてくれた。

 黒岩さんがイントロを弾くと、たちまち幻想的な雰囲気に包まれた。「Strawberry Fields Forever」と「Lucy In The Sky With Diamonds」。どちらもイントロが印象的で、独特の世界がアッという間に広がった。

 客席からの拍手に応える大ちゃん。「ありがとうございます。「Strawberry Fields Forever」「Lucy In The Sky With Diamonds」と2曲続けておおくりしました。両方ともなかなか複雑な曲ですけれども、こういう曲を聴くと「Please Please Me」とか「Love Me Do」とか演っていたバンドとは思えないような曲の仕上がりになっていますけれども。今度は解散間際ですね、ジョン・レノンがオノ・ヨーコさんとべったりの頃ですね。ラヴ・ソングというと美しい曲が多いですけれども、こういうラヴ・ソングもあるんだと。もともとジョン・レノンはリズム&ブルースとか好きな人でしてね。要所要所でブルースっぽいニュアンスを出す人なんですけれども、すごいなーと思うのは、かなりポピュラー・ミュージックとか意識してるんで、あんまり自分のルーツをはっきりとは出さないというかね、本当に新しく作るということを意識してビートルズ時代は特によーく聴かないと分からないという感じだったんですけれども。次にお送りする曲は典型的なブルースで、なおかつラヴ・ソングというところがスゴイと思いますけれども。歌詞も非常にシンプルで覚えやすい曲ですけれども、ちょっと長いですがこの曲をいってみたいと思います。」と次の曲を紹介した。

 ブルースでラヴ・ソング??次の曲は何だろうか?と思い巡らせているその時、演奏されたのは「I Want You」だった。繰り返す歌詞を迫力たっぷりに歌う大ちゃん。そのヴォーカルにも引き付けらる。また、度々登場するベース・ソロにも興奮が高まった。最後は、不気味な雰囲気さえ感じさせるギター・リフがブツッと切れて、原曲と同じように終わったが、演奏後もどっぷりとそのムードが漂っていた。レコードやCDで聴くよりもはるかに迫力があり、全身でその曲を感じることができるのも、ライヴの魅力のひとつである。

 今度はチャーリーさんがMCを担当。「今、北朝鮮では大変な事になっていますけど、、、、。やっぱりジョンは、愛と平和を願っていた人なのでね、次の曲はジョン・レノンに成り代わりまして、山口大志が愛と平和の想いを込めて歌います!いい曲ですねっ。」と、クールなチャーリーさんが、熱いエールを大ちゃんに送った。

 黒岩さんがゆっくりとピアノを弾きはじめ「Love」が演奏された。大ちゃんはアコースティック・ギター(ギブソンJ-160E)を弾きながら、語りかけるように優しく、そして静かに心を燃やすように歌う。ピアノとアコースティック・ギターだけのシンプルな演奏に、客席も静かに聴き入っていた。
 続いては、有名なナンバー「Stand By Me」。アコースティック・ギターのキレのいい音色が響き、観ているこちら側も、そのリズムに合わせて自然と体でリズムをとり、一緒に歌いたくなった。

 次は、「Cold Turkey」と「(Just Like) Starting Over」が演奏された。再出発の歌「(Just Like) Starting Over」をジョンの誕生日という、今日のような特別な日に聴くと、色々な想いが溢れてくる。

 「(Just Like) Starting Over」が終わったところで、ポッキーさんが進行する。「「Cold Turkey」とジョンの遺作で、亡くなる直前に発表したナンバーですけれども「ダブル・ファンタジー」から「(Just Like)Starting Over」をおおくりしました。今日は10月9日ですけれどもね、ジョンのバースデー当日にこういった形でライヴが出来たということで僕らも本当に幸せだと思います。こんなにたくさんの方に来ていただいてありがとうございます。次に、もぉ1回(通常の)ステージがありますが、ジョン特集は、早いもので次の曲が最後のナンバーとなります。このステージ最後のナンバーは、来年発売40周年となります「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」のアルバムの一番最後に入ってる曲からおおくりしたいと思います。これもいいナンバーですね。「A Day In The Life」。」と、最後のナンバーを紹介した。

 大ちゃんは、カジノからまたアコースティック・ギターに持ち替えていた。柔らかにゆっくりと演奏が始まったが、次第に黒岩さんが再現したオーケストラも入り、いろんな音が渦巻いていく。そして、足達さんが規則正しくリズムを刻みだし曲調が変わると、チャーリーさんがおもむろに目覚まし時計を取り出し、マイクの近くで目覚まし時計のベルを鳴らした!そのあとポッキーさんが、これまでゆったりと歌っていた大ちゃんとは対照的に軽やかに歌い出す。また大ちゃんの歌に戻っていった後、エンディングでは、渦巻く音が徐々に上がっていき一瞬途切れたかと思うと、ガーンと力強いピアノの音で終わる。演奏が終わっても、その最後のピアノの音がしばらく頭から離れないほど強烈なナンバーで、ジョン特集ステージが終わった。


 デビュー前からビートルズ時代、ビートルズ解散後のナンバーまで、その時の背景などを語りながら、ジョンの歴史を紐解くように、じっくりとジョンの曲を聴かせてくれた大ちゃん。1曲1曲、歌詞の一言一言を大切に歌いながら、しっかりとジョンからのメッセージを私達の心に届けてくれた。

***** Photos & Report by s.s