Abbey Road Live Performance of The Beatles' Music

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1. Band On The Run
(バンド・オン・ザ・ラン)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
TOCP-3128
1973年12月07日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
TOCP-5986
1976年12月10日発売(英)
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
TOCP-3132
1978年12月01日発売(英)
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
TOCP-65517
1987年11月02日発売(英)
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
TOCP-6481
1990年11月05日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
TOCP-65746-47 2枚組み
2001年05月09日発売(日)
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
TOCP-66110-1
2002年11月11日発売
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
TOCP-66180-1
2003年03月29日発売
2. What It Is
(ワット・イット・イズ)
RUN DEVIL RUN
「ラン・デヴィル・ラン」
TOCP-65269
1999年10月04日発売(英)
3. Let Me Roll It
(レット・ミー・ロール・イット)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
PAUL IS LIVE
「ポール・イズ・ライヴ」
TOCP-8071
1993年11月08日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
4. When I'm Sixty-Four
(ホエン・アイム・シックスティー・フォー)
SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
TOCP-51118
1967年6月1日発売(英)
YELLOW SUBMARINE SONGTRACK
「イエロー・サブマリン〜ソングトラック〜」
TOCP65300
1999年9月13日発売
5. My Love
(マイ・ラヴ)
RED ROSE SPEEDWAY
「レッド・ローズ・スピードウェイ」
TOCP-3127
1973年05月04日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
PAUL IS LIVE
「ポール・イズ・ライヴ」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
6. Things We Said Today
(シングス・ウィ・セド・トゥデイ
 /今日の誓い)
A HARD DAY'S NIGHT
「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」
TOCP-51113
1964年7月10日発売(英)
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライヴ!!アット・ザ・BBC」
TOCP-65748-49
2001年6月8日発売(日)
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライブ !! 」
7. Eleanor Rigby
(エリナー・リグビー)
REVOLVER
「リボルバー」
TOCP-51117
1966年08月05日発売(英)
THE BEATLES 1962〜1966
「ザ・ビートルズ1962年〜1966年」
TOCP-51127-28
1973年4月20日発売
GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET
「ヤァ!ブロード・ストリート」
TOCP-3137
1984年10月22日発売(英)
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
YELLOW SUBMARINE SONGTRACK
「イエロー・サブマリン〜ソングトラック」
THE BEATLES 1
「ザ・ビートルズ 1」
TOCP-65600
2000年11月13日発売(世界同時)
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
8. Blackbird
(ブラックバード)
THE BEATLES
「ザ・ビートルズ」
TOCP-51119-20
1968年11月22日発売(英)
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
TOCP8705
1996年10月30日発売(日)
WINGS OVER AMERICA
「ウイングスUSAライブ!!」
UNPLUGGED (THE OFFICIAL BOOTLEG)
「公式海賊盤」
TOCP-6713
1991年5月13日(英)
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
9. Two Of Us
(トゥ・オブ・アス )
LET IT BE
「レット・イット・ビー」
TOCP-51123
1970年5月8日発売(英)
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
10. Mother Nature's Son
(マザー・ネイチャーズ・サン)
THE BEATLES
「ザ・ビートルズ」
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
11. Rocky Racoon
(ロッキー・ラックーン)
THE BEATLES
「ザ・ビートルズ」
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
12. Tell Me What You See
(テル・ミー・ホワット・ユー・シー)
HELP!
「4人はアイドル」
TOCP-51115
1965年8月6日発売(英)
13. I Will
(アイ・ウィル )
THE BEATLES
「ザ・ビートルズ」
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
14. Let'Em In
(レット・ゼム・イン
 /幸せのノック)
WINGS AT SPEED OF SOUND
「スピード・オブ・サウンド」
TOCP-7857
1976年3月26日(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウイングスUSAライブ!!」
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
15. Wanderlust
(ワンダーラスト)
TUG OF WAR
「タッグ・オブ・ウォー」
TOCP-3135
1982年4月26日(英)
GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET
「ヤァ!ブロード・ストリート」
16. Get Out Of My Way
(ゲット・アウト・オブ・マイ・ウェイ )
OFF THE GROUND
「オフ・ザ・グラウンド」
TOCP-3390
1993年2月1日(英)
17. Jet
(ジェット)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
18. Maybe I'm Amazed
(メイビー・アイム・アメイズド
 /恋することのもどかしさ)
McCARTNEY
「ポール・マッカートニー」
TOCP-3124
1970年04月17日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
19. Beautiful Night
(ビューティフル・ナイト)
FLAMING PIE
「フレイミング・パイ」
TOCP-50200
1997年5月12日(英)
20. Helter Skelter
(ヘルター・スケルター)
THE BEATLES
「ザ・ビートルズ」
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
(encore)
21. Anyway
(エニウェイ)
CHAOS AND CREATION IN THE BACKYARD
「ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード」
TOCP-66461
2005年9月12日(英)
22. I've Got A Feeling
(アイヴ・ガッタ・フィーリング)
LET IT BE
「レット・イット・ビー」
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
23. Golden Slumbers-Carry That Weight-The End
(ゴールデン・スランバー〜キャリー・ザット・ウェイト〜ジ・エンド)
ABBEY ROAD
「アビイ・ロード」
TOCP-51122
1969年9月26日発売(英)
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」

まだ暗いステージでセッティングを終えたパロッツ。『Band On The Run』のイントロが静かに始まる。
ポールの記念すべき64回目の誕生日を祝うべく、パロッツによるポール・バースデー・イベントが今年も幕を開けた。

1曲目終了後、ゴードンさんの本日第一声、「みんな、雨の中ありがとう!楽しんでくれよー!」。
2曲目はアルバム『Run Devil Run』からのロックンロール・ナンバー『What It Is』、続けて『Let Me Roll It』をライブ・ヴァージョンで。

チャッピー「こんばんはー!今日は日曜日ですね。普段なら日曜日はアビーロード開いてないんですが、今日は大事な日なのでオープンしています。何の日でしょう?日本クロアチア戦?違う、違う(笑)。今日はポールのお誕生日ですね。それも64回目。
その昔、ポールは、『64歳になってもまだ僕のこと愛してくれるかい?』という曲を作ったりもしたんですが、64歳なんて想像もつかない世界だったんでしょうが。それくらいに歳がいってもという意味で、ビートルズ当時歌を作ったんですが、なんと、その歳になってしまいましたね。
ゴードン野口もそれに近いくらいの歳になってますが(笑)。」

キーボードへ移動したゴードンさん、「じゃあ、この曲をやりましょう。今日はラジオでバンバンこの曲がかかってるらしいです。
ポールの64回目の誕生日なんで、この曲をやらないわけにはいかないでしょう。すごい人気があって、普段からリクエストをもらう曲です。When I'm Sixty-four。
自分が64歳になったらどうなるんでしょう。年金がもらえるかどうか(笑)。」
チ「年金、もうもらってますよ(笑)。」

ほのぼの雰囲気の『When I'm Sixty-Four』の後、『My Love』でしっとりと会場を魅了し、「早かったですかね、My Love出すの。いつも最後の方で出すんだけど。」とゴードンさん。
「今日もみなさん、パロッツの衣裳に目がいってると思いますが、(バンビーノさんのシャツに)これは僕がバンビーノにプレゼントしたシャツなんですが、以前はガバガバだったんですが、今はちょっとパツンパツン。」
バンビーノ「ねえ!もっと肩が落ちてたと思うんですけど。ちょっとまだ(丈が)長い感じはしますが。」
ゴ「なんでだろう?コレ、腰元が着る生地で作ってある…次は、普段やってる曲ですが、違うアレンジでやってみようと思います。いってみよう!Things We Said Today。」


『Things We Said Today』は、『TRIPPING THE LIVE FANTASTIC (ポール・マッカートニー・ライブ!!)』のライブ・ヴァージョンで。バンビーノさんが哀愁たっぷりのギターソロをメリハリを効かせて再現し、CDと同じ流れで次の曲へ。
ベースからアコースティック・ギターに持ち替えたゴードンさんが、『Eleanor Rigby』のイントロのリズムを刻む。


2曲終了後、バンビーノさんのギターソロと、フミヤさんのキーボードでのストリングスの再現にゴードンさんが、「フーミンとバンビーノにもう一度拍手を!」と労いを。

『Blackbird』は、ゴードンさんがひとりでアコギで弾き語り。鳴き声の出る鳥のマスコットで、鳥の声を入れるチャッピーさん、アミーゴさん、バンビーノさん。フミヤさんは銃声の出る、おもちゃのピストルでその鳥を撃つパフォーマンス。会場はたちまち爆笑に包まれる。


ゴ「(Blackbirdの演出に)新しいでしょ?ショートコント的。(フミヤさんに)撃ちすぎや(笑)!
次はちょっとまったりコーナー。生ギターを使った曲をやりたいと思います。
今日はクアーズさんが協賛ということで、ZIMAのびんがそこに並んでますが。さっき楽屋でみんなで飲んだんですが、美味しかったですね。店長曰く、若いヒトはみんな知ってるそうです。パロッツは誰も知らなかった(笑)。レモンを入れたりしても美味しいです。
じゃあ、一発いきましょうか。チャッピーちゃんといっしょに歌います。みんなが好きな曲。と思う。
ステージには椅子が3脚運び込まれて、フロント3人が着席。チャッピーさんとゴードンさんがアコギ、バンビーノさんがテレキャスター(エレキ・ギター)という編成で、『Two Of Us』を。



ゴ「いい曲ですね、Two Of Us。私たちふたり。名曲ですね。映画で誰かがやってましたね。I Am Samで?」
バ「エイミー・マンです。『マン』と言っても、女性です。」
ゴ「次はこの曲です。牧歌的な。」と『Mother Nature's Son』のイントロを弾き始めるゴードンさん。アミーゴさんのバスドラで印象的なドアの音を再現。


『Mother Nature's Son』では、アコギで優しく美しいギターソロまで聴かせてくれたゴードンさん。続けて同じホワイト・アルバムから『Rocky Racoon』。曲の途中でハーモニカを探すチャッピーさん。演奏が一旦中断。ハーモニカは譜面台で無事発見された(笑)。
チ「ゴメンナサイ。」
ゴ「灯台下暗しってやつ。」
チ「違うところに置いたと思った。」
ゴ「銀色(で譜面台と同色)でわかりにくいですね。」
チ「何も、みなさん、今、聞いてないですね。」
ゴ「今、Mother Nature's Sonが終わったところです。」
『Mother Nature's Son』の終わり部分から演奏再開。


『Rocky Racoon』が終わって、「一発OK(笑)。ホワイトアルバムの名曲をやりました。これ(Mother Nature's Son, Rocky Racoon)はみなさん、普段、聴きたがってる曲だと思いますが、生ギターで演奏するのはイベントならではですね。
これ(次の曲)も、ツウな方は聴きたい曲なんじゃないかと思います。アルバム『Help!』に入ってる曲で、全員なかなかカッコいい。Tell Me What You See。コレ、よくYou Like Me Too Muchと間違えるんですよね。題名が。プチドラムソロがあるんですよね。プチピアノソロも。」とゴードンさんが次の曲を紹介。


ゴ「(Tell Me What You See)一回やってみたかったんです。ギターソロ、ピアノソロ、ドラムソロ、ベースソロ、いろいろありますけど、これだけ短くてインパクトがある(フレーズな)のは、なかなかないですね。でも、これ、ドラムソロじゃないですね。
普段のステージでもやった方がいいですかね。(会場拍手)その時はまた、編成が変わると思うんですけど。生ギターコーナー最後の曲です。」
急に、「この木何の木、気になる木〜〜♪」と歌いだすゴードンさん。会場からコーラスが加わり一体となって大合唱。
ゴ「緊張すると、この歌、出てくる。」
バ「すごい一体感ですね、客席と。(今日)一番良かったです。」
ゴ「今までの練習は何やったんやろう?」


生ギターコーナー最後の曲、『I Will』が終わり、再びキーボードへ移動するゴードンさん、「ありがとうございました。ちょっとまったりしましたね。」
チ「やっぱり生ギターはいいですね。ほんわかした感じで。」
ステージに小太鼓が運び込まれ、次の『Let'Em In』ではチャッピーさんが小太鼓を担当。メンバーそれぞれに、かぶり物を装着する。
ゴ「これね、チャッピー犬って言うんです。」と犬のかぶり物のゴードンさん。
チ「メガネかけてる(笑)。」
ゴ「OK!楽しもうぜ、みんな!」



ここで、キーボードにトラブルが発生し、交換することに。
バ「(Let'Em Inのパフォーマンスに対し)今日はコレ、お笑いライブ?」
チ「今日はって、いつもじゃないですか(笑)。」
バ「今日は従業員が着てるZIMAの服も、偶然にも(サッカー日本代表と同じ)ブルーで、10番って書いてありますね。コレ、ZIMAが日本で(発売して)ちょうど10周年で。」
チ「10番というと…」
バ「中村俊輔ですね。」
ゴ「ちょうど監督もZIMAやしね。(まさかジーコと掛けてる?)言いたかったんや(笑)。」
バ「(日本代表)頑張ってほしいですね。アビーロードも10周年…ピアノのカバーいいですね。」
チ「そう、ポールの使ってたのといっしょ。」
バ「ポールのはカバーじゃなくて、ピアノに描いてあるんですよね。」

ゴ「長年イベントやってますけど、こういうアクシデント、初めてですね。」
チ「私は一回、電源が全部飛んだことがある。船上パーティーで、Get Backやってる時に、何の音も鳴らなくなって、ドラムの音だけで最後まで歌ったことがあります。」
ゴ「みなさん、すみません、ホントにね。」
チ「その分、いいナンバーたくさんありますから。こっからがいいんです。こっからみなさんの涙を誘う、ジーンとね。よくありましたね、(キーボードの)代えがね。いつもはないのにね。大正琴で歌おうかと思った(笑)。」
ゴ「良かった。みなさん、お騒がせしました。」


チ「(『Wanderlust』)いい曲ですね。壮大な感じでね。ゴードンにぴったり。こっからはノッていこうかな。」
ステージセンターへ戻り、ベースに持ち替えたゴードンさん、「ちょっと休憩がありましたから、みなさん、身体が冷えてると思います。ウィンドプレーカー脱いで(?)。じゃあ、ロックンロール、いくぜ!いくぜ。いくぜー!(会場の歓声に対し)もっともっと!」と、ノリのいいロックンロール・ナンバー『Get Out Of My Way』、続けて大人気ナンバー『Jet』で会場の熱気は最高潮に。


ゴ「(会場の手作りうちわに対して)何それ!なに?すげー!ジャニーズ気分。パロッツをスマップに例えると、チャッピーがキムタクなんですよね?」
チ「そう、そんなとこやろね(笑)。」
ゴードンさんはキーボードへ移動し、再びしっとりナンバー『Maybe I'm Amazed』。

ゴ「ありがとうございます。みなさんの聴きたい曲を順番に並べたら、この曲とか、My LoveとかJetとか、そういう曲が挙がるわけで。ジョンで言うとImagineとか、Motherとかね。すごいですね、あのふたりは。ふたりと言うか、全員すごいですけど。名曲が全員足すとすごい数になりますね。そろそろ最後の曲ですね。」
チ「あっという間ですね。でももうこのステージも4時間も経ちます(笑)。」
ゴ「みなさんもお尻が痛いでしょう。僕ももう膝の裏がそろそろ限界です(?)。ホントです。
今日は父の日ですね。そしてポールの誕生日、日本クロアチア戦の日、と言うことで、Beautiful Night、聴いてください。」

ゴ「じゃあ、いつものヤツ、最後にやるぜ!」と本編最後のナンバー、『Helter Skelter』へ。

アミーゴさんのシャウトで最後のナンバー『Helter Skelter』が終わり、一旦ステージから下がるパロッツ。
熱狂的な会場のアンコールの声に応えて、再びステージへ。フミヤさんのキーボードが静かに鳴り始める。アンコール1曲目は、ポールの最新アルバムから『Anyway』。
続けて、チャッピーさんが歪みを効かせたギターで、『I've Got A Feeling』のイントロを奏でる。


アンコール最後のナンバー『Golden Slumbers〜Carry That Weight〜The End』のメドレーが終わり、ゴードンさんが「ありがとうございました。」とご挨拶。
「ゴードン野口!」と、声高らかにコールするチャッピーさん。
会場は興奮冷めやらず、いつまでもアンコール求める歓声と拍手が鳴り響いていた。


ポール・マッカートニーのベースの特徴は、メロディアスでリズムも変化に富んでいる。そんな一筋縄ではいかないベースラインを気持ちよく響かせながら、口の方ではまったく別のリズムでコーラスをつけたり、リード・ヴォーカルをとる。
ヴォーカルに関して言えば、しっとりと聴かせるラブバラードから、激しいシャウト系ロックンロールまで、実にいろいろなタイプのナンバーを、表現力豊かに歌い上げる。
さらにベース以外の楽器、キーボード、アコースティック・ギター、エレキギター、ウクレレなどを演奏しながら歌うナンバーもあり、どの楽器を演奏しても特徴的で味があり、独自のスタイルを確立してしまう。

ゴードンさんはそれらすべてのポール(役)条件を見事にこなし、会場全体をポール色の空気で満たしてくれた。私たちはその中で全身でポールを感じ、「ポール、おめでとう!」と心で叫んでいた。


***** Photos & Report by mk