そのTシャツに視線が注がれる中、1曲目は、Saxのソロで始まる、ジョンのソロナンバーでも有名な「Whatever Gets You Thru The Night」。大ちゃんはアコースティック・ギター(ギブソンJ-160E)をジャカジャカと弾きながら、スピード感のあるこの曲をチャーリー(この曲ではエルトン・ジョン役!)と勢いよく歌い、一気に盛り上げていく。
「Whatever Gets You Thru The Night」が終わると、大ちゃんが「ジョン、お誕生日おめでとー!」と叫び、「大好きな尊敬するジョンの誕生日に、自分がイヴェントでライヴが出来て嬉しいこと、今日はいちジョンレノンファンとして、ジョンの曲を楽しみながら演奏したい」などと語った。
次は、マニアッキー(大ちゃんがMCで使う用語です。「マニアック」の意。)なナンバー「Crippled Inside」と、よくリクエストを頂くが、普段のステージではあまり演奏することが出来なかった曲だと言う「Out The Blue」を続けて演奏。
大ちゃんは、ギターをアコースティック・ギターから、カジノに持ち替えて、ビートルズ時代の中後期曲「I Want You (She's So Heavy)」「Sexy Sadie」「Good Morning Good Morning」を3曲演奏。
そんなジョンづくしのステージでも、「I Want You (She's So Heavy)」では、ポッキー(ポール役)があの特徴あるベースラインを弾き、ギターソロではチャーリー(ジョージ役)が惹きつける。「Sexy Sadie」のイントロはユキエちゃんがピアノでリードし、「Good Morning Good Morning」では、あだちさん(リンゴ役)の歯切れの良いドラムがより光るなどなど、主役ではない他のメンバーにも、随所に見所が散りばめられている。
にぎやかな「Good Morning Good Morning」が終わるとすぐ、重厚な鐘の音が4つ。。。。客席もこの鐘の音だけで次の曲「Mother」へと気持ちが切り替わる。シンプルな演奏をバックに、気持ちを込めて力いっぱい「Mother」を歌い上げる大ちゃんの歌声から、ストレートな歌詞とともにジョンの叫びが心の中に突き刺さるような感じであった。