Abbey Road Live Performance of The Beatles' Music

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1. Smile Away
(スマイル・アウェイ)
RAM
「ラム」
TOCP-3125
1971年05月28日発売(英)
2. Magical Mystery Tour
(マジカル・ミステリー・ツアー)
MAGICAL MYSTERY TOUR
「マジカル・ミステリー・ツアー」
TOCP-51124
1967年11月27日発売(米)
THE BEATLES 1967〜1970
「ザ・ビートルズ1967年〜1970年」
TOCP-51129-30
1973年04月20日発売(英)
PAUL IS LIVE
「ポール・イズ・ライヴ」
TOCP-8071
1993年11月08日発売(英)
3. Jet
(ジェット)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
TOCP-3128
1973年12月07日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
TOCP-5986
1976年12月10日発売(英)
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
TOCP-3132
1978年12月01日発売(英)
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
TOCP-65517
1987年11月02日発売(英)
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
TOCP-6481
1990年11月05日発売(英)
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
TOCP-65746-47 2枚組み
2001年05月09日発売(日)
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
TOCP-66110-1
2002年11月11日発売
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
TOCP-66180-1
2003年03月29日発売
4.Clarabella
(クララベラ)
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザ・BBC」
TOCP-65748-49
2001年06月08日発売(日)
5. What It Is
(ワット・イット・イズ)
RUN DEVIL RUN
「ラン・デヴィル・ラン」
TOCP-65269
1999年10月04日発売(英)
6. Ooh! My Soul
(ウー!マイ・ソウル)
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザ・BBC」
7. Hi , Hi , Hi
(ハイ・ハイ・ハイ)
RED ROSE SPEEDWAY
「レッド・ローズ・スピードウェイ」
TOCP-3127
1973年05月04日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
8. Eleanor Rigby
(エリナー・リグビー)
REVOLVER
「リボルバー」
TOCP-51117
1966年08月05日発売(英)
THE BEATLES 1962〜1966
「ザ・ビートルズ1962年〜1966年」
GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET
「ヤァ!ブロード・ストリート」
TOCP-3137
1984年10月22日発売(英)
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
YELLOW SUBMARINE SONGTRACK
「イエロー・サブマリン〜ソングトラック」
TOCP-65300
1999年09月13日発売
THE BEATLES 1
「ザ・ビートルズ 1」
TOCP-65600
2000年11月13日発売(世界同時)
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
9. Maybe I'm Amazed
(メイビー・アイム・アメイズド
 /恋することのもどかしさ)
McCARTNEY
「ポール・マッカートニー」
TOCP-3124
1970年04月17日発売(英)
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
10. You Never Give Me Your Money
(ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー)
ABBEY ROAD
「アビイ・ロード」
TOCP-51122
1969年09月26日発売(英)
11. You Know My Name (Look Up The Number)
(ユー・ノウ・マイ・ネーム)
PAST MASTERS VOLUME TWO
「パスト・マスターズVol.2」
TOCP-51126
1988年03月07日発売(英)
ANTHOLOGY 2
「ザ・ビートルズ・アンソロジー2」
TOCP-8703-4
1996年03月18日発売
12. Lucille
(ルシール)
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザ・BBC」
CHOBA B CCCP
「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」
TOCP-6869
1991年10月発売(英)
13. Shake A Hand
(シェイク・ア・ハンド)
RUN DEVIL RUN
「ラン・デヴィル・ラン」
14. The Hippy Hippy Shake
(ザ・ヒッピー・ヒッピー・シェイク)
THE BEATLES LIVE AT THE BBC
「ザ・ビートルズ・ライブ!!アット・ザ・BBC」
15. My Love
(マイ・ラヴ)
RED ROSE SPEEDWAY
「レッド・ローズ・スピードウェイ」
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
PAUL IS LIVE
「ポール・イズ・ライヴ」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
16. Band On The Run
(バンド・オン・ザ・ラン)
BAND ON THE RUN
「バンド・オン・ザ・ラン」
WINGS OVER AMERICA
「ウィングス・U.S.A.ライヴ!!」
WINGS GREATEST
「ウィングス・グレイテスト・ヒッツ」
ALL THE BEST
「オール・ザ・ベスト」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
WINGSPAN-Hits&Histry
「夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
17. Helter Skelter
(ヘルター・スケルター)
THE BEATLES
「ザ・ビートルズ」
TOCP-51119-20
1968年11月22日発売(英)
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
TOCP-8705-6
1996年10月28日発売
18. Hey Jude
(ヘイ・ジュード)
PAST MASTERS VOLUME TWO
「パスト・マスターズVol.2」
THE BEATLES 1967〜1970
「ザ・ビートルズ1967年〜1970年」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
ANTHOLOGY 3
「ザ・ビートルズ・アンソロジー3」
THE BEATLES 1
「ザ・ビートルズ 1」
BACK IN THE U.S.LIVE 2002
「バック・イン・ザ・U.S. ライヴ2002」
BACK IN THE WORLD
「バック・イン・ザ・ワールド」
(encore)
19. Golden Slumbers-Carry That Weight-The End
(ゴールデン・スランバー〜キャリー・ザット・ウェイト〜ジ・エンド)
ABBEY ROAD
「アビイ・ロード」
TRIPPING THE LIVE FANTASTIC
「ポール・マッカートニー・ライヴ!!」
20. Party
(パーティ)
RUN DEVIL RUN
「ラン・デヴィル・ラン」


まさにロッケン・ロール・パーティー!?

予定より10分遅れでパロッツ登場。
当然ながら、普段の立ち位置と違い今日のステージのセンターはゴードン(ポール役)。事前のインタヴューでゴードンが言っていた、“ロッケン・ロール・パーティー”の始まりだ。

1曲目は“Smile Away”。ミドルテンポの明るいノリのいいロッケン・ロール。オープニングにはふさわしいスタート。
曲の途中でゴードンがメンバーを紹介、
「On Guitar チャッピー吉井!...一応うちのリーダーです。」
「On Drums アミーゴ松崎!...今日も男前だね。」
「On Keyboard フミヤクロイダーマン!...今日は香港マフィアみたいだね。」
「そして今日はビジネスホテルの布団の柄のような男 バンビーノ松山!」

ゴードン:「今日は、あの〜、ホントに前評判通りですね、ロックン・ロールでいくということで、気持ち的に、僕はもう今気持ちが世良公則になってます。」

2曲目は、「映画の曲だぜ!」と叫んで、“Magical Mystery Tour”。
続けて3曲目、おなじみ“Jet”。

そして4曲目に入るとき、「じゃぁ、次はチャッピーがモニカを吹くぜ...」とゴードン。客席から「もなか?」と囁きが...(因みに私は、吉川晃司が頭に浮かんだ)。
ゴードン:「もなかちゃうわ、モニカを吹くぜ...モニカを吹くぜぇ〜!」と叫んで“Clarabella”。ゴードンのシャウトとチャッピーの“モニカ・ソロ”がかっこいい。

続けてアップテンポのノリのいいロックン・ロール“What It Is”。この曲ポールのDVD“Live at Cavern”でも観ることができます。

6曲目は、ピアノソロがかっこいい、“Ooh! My Soul”。続けて“Hi , Hi , Hi”。

“Hi , Hi , Hi”が終わると、ゴードンはベースを置いてオペラ歌手?の様にお腹の前で両手を組む体制に...。
“Eleanor Rigby”。
コーラスとフーミンのストリングスが決まっている。

歌い終わると「フーミンに拍手!」と言いつつ、ポールのツアーに登場するのと同じにペイントされたエレピに移動して、ポールの初ソロアルバム収録、おなじみのスケールの大きい曲“Maybe I'm Amazed”。

チャッピーがMCにお客さんが聞き入って静かにしていると、
ゴードン:「なんかみんなホッとしてるやろ。(ここから、無理な標準語になって)ダメだよもっとエキサイティングしなきゃ。ダメだよ、そう思わないバンビ君?」
「ダメだよ、何してんだよ。」とバンビーノも口調を合わせる。
ゴードン:「キムタク風に!」
バンビーノ:「っと待てよぉ。」
...どう聞いてもキムタクのまねをしているホリのまねにしか聞こえない...。
その後は、アミーゴのドラえもん、チャッピーの北島三郎「♪ちぃ〜らしぃ〜♪」など“アドリブものまねコーナー”で盛り上げる。
ゴードン:「盛り上がってるかぁ〜!」
これに、お客さんが応えると、「じゃ、盛り上がらない曲を1曲。」

フーミンの静かなピアノで始まった、“You Never Give Me Your Money”。こういう普段あまりやらない曲を聴けるのがイベントの醍醐味だ。

ゴードン:「次は面白い曲行きます。」
“You Know My Name(Look Up The Number)”だ。リズムがラテン調になって少したったところで、「ウッ!」というのが入るが、ここではお客さんも一緒に、「ウッ!」。
バンビーノがリコーダーを吹いたり、チャッピーの「ブゥアッハ、ハッハ!」など聴き所は多いこの曲だが、なんといってもリンゴ・パートを歌うアミーゴの赤ちゃん言葉を話す時のような声ではないだろうか。

ゴードン:「ちょっと休憩したよね、みんなね。そろそろロックン・ロールでツイストとかモンキーとかやりたいと思わないですか?」
そして“THE BEATLES LIVE AT THE BBC”収録、後年「カンボジア難民救済コンサート」(未CD化)でも歌っていた“Lucille”が始まった。“Long Tall Sally”と同じLittle Richardの曲で、ポールが好きで得意なシャウト系のロックン・ロール。

「一発チークを踊ってくれよ、誰か踊ってくれ、ここのスペースで踊ってくれ...。」とゴードンがチークダンスを熱望して始まったのが、“Run Devil Run”収録“Shake A Hand”。ちょっとファルセットが入っている歌い上げるバラード。

続けて“THE BEATLES LIVE AT THE BBC”収録の“The Hippy Hippy Shake”。

アミーゴ:「〜さすがのたけやんも何回も、何曲も続けてロックン・ロールは歌えねぇみてえだなぁ。」
ゴードン:「おめぇもわかるかい?」
アミーゴ:「おれもそうだ。」
江戸っ子言葉のぎこちなさが面白い。

次は、言わずと知れた“My Love”。

バンビーノ:「いやぁ、良かったですねぇ...もうそろそろ後半なんですね。」
お客さんから、ええぇ、の声に間髪入れずチャッピーが、「ウソォ!...まだ、だいぶあるで。」
アミーゴ:「それ全部読んだらあかんがな。」
チャッピー:「あぁ、これアンコールの分も入ってるやん」
なかなか曲に行かない。
ゴードン:「バンビーノがすばらしいイントロを弾きますんで、そこでまず拍手を絶対しない、ということで...。」
チャッピーとお客さんが「え、絶対しない?」と反応する中、再び、
ゴードン:「チャッピーが途中ですばらしいギターを弾きますけども...」
チャッピー:「どこで弾くの、俺が、何か弾いてる?」
どんどん漫才モードに入って行く...。
 〜〜〜 途中漫才割愛 〜〜〜
ゴードン :「丸聞こえや...ぇ〜そういうことで、何の話やったか、
“Band On The Run”...これなんでこんな喋ってるかと言うと、ちょっと時間早いんだな...言ってないけど俺の腹時計が言うとんねん。」
チャッピー:「さっき食ったとこやないか...食うたやろあんた、いっぱい食べたやん、餃子やなんかいっぱい食べたやん 。」
ゴードン:「あんた冷やし中華食うとったな...えー、ね、小ネタばっかりや、もう。早よ“Band On The Run”行け思ってるやろ、行ったらへん。」
チャッピー:「あと5分は引っ張ろな。」
ゴードン:「あのぉ、スモーク無くなるまで喋る...。」
バンビーノ:「つぅか、スモークで見えへんようになるわ。」
そして梅雨やら翌日の沖縄、そして、ハイネケンの話題に...。と“My Love”が終わってから手元の時計でトータル8分くらい話は続く...。

さて、やっとのことで“Band On The Run”である。後半からは、お客さんの手拍子と“Band On The Run!”の合唱で盛り上がる。

ゴードン:「オーケイ!...最後の曲ぅ。」
客席から一斉に、え〜!?、の声が上がる。その反応を予想していたのだろう、すぐに「の前!...ヘヘ...これだ!」

“Helter Skelter”が始まった。大歓声に沸く客席。久しぶりに聴くこの曲だが、ここまで歌えるのは流石ゴードンだ。アミーゴが 、原曲でのリンゴの叫び声“I got blisters on my fingers!!”を決めた。

チャッピー:「なんといよいよ最後のナンバーになってしまいましたぁ〜!!」
これに客席からは、え〜〜、嫌だぁ〜!、の声。
ゴードン:「始まりゃぁ終わるよ。。。じゃ、今日はホントにみなさんポールと私のために集まっていただきましてありがとうございました...楽しかったよね、今日はね。笑う門にはハッピー・カム・カムいうてね。
 〜〜〜 中略 〜〜〜
えー、“おい、ジュード”という曲を...。この曲が最後の曲になります、皆さん、一緒にね、歌って下さい。」

“Hey Jude”が始まった。

“一応”、終了。
客席からは、アンコールが...。

ゴードン:「オーケー、ありがとう、やります。今日は、あの〜ね、ホントに楽しかったですね、チャッピーさんね。ちょっとふざけた部分もありましたけどね、至ってパロッツはまじめにやっています。あれもネタの一つなんで、怒らないで、決してバンビーノが似てない事を責めないように。」
バンビーノ:「そんな、今、急に振られたんやもん、そんな。」
ゴードン:「怒んなよそんなぁ。」
その後、アミーゴが、丹波哲郎やルパン三世のまねまで...。

ゴードン:「今日は皆さん、え〜ホントにお集まりいただきまして、ありがとうございました。もうアンコールをじゃぁね、やりたいと思いますけども、また、ロックン・ロールが出てくるかもしれないなぁ。」

沸く客席。

ゴードン:「その時はみんな、わかってるよね。どうすればいいか知ってるよね。」
チャッピー:「気持ち悪いわい。」
ゴードン:「僕がロックン・ロールを歌えば、君たち踊るよねきっとね。」
チャッピー:「気持ち悪。」
ゴードン:「誰やねんこのキャラは...、よしやるぞぉ...、えーちょっとね...自分で今の誰やろと...。」
バンビーノ:「誰か降りてきたんちがう?」
ゴードン:「降りてきた...、ちょっとオタクっぽかったですね...。え〜アンコールにお応えして、ちょっと長い曲を聴いて下さい。」

ここで、ピアノから始まる、“Golden Slumbers〜Carry That Weight〜The End”。ドラムソロでアミーゴがいつもより多めに叩く。シンバルも織り交ぜてカッコいいドラムソロだ。そして、ギターソロもいつもより長く、チャッピーとバンビーノのアドリブでのギターバトル。レコード通りもいいけど、たまにはこういうのも“アリ”だ。

終わるとすぐにゴードンが、「行くぜ、最後!最後!ロッケンロ〜!」
アミーゴのハイハットのカウントで“Party”が始まる。ポールの“Run Devil Run”に入っている曲で、ラストに盛り上がるには持って来いの「ロッケンロー」だ。

ゴードン:「サンキュ〜、チャッピー吉井!...バンビーノ松山!...フーミン松山!...アミーゴ松崎!」
チャッピー:「そして、ゴードン野口!」

大喝采の客席からは、ゴードン・コールがしばらく止まなかった。

Photos & Reported by T2
(文章一部変更割愛:Abbey Road)